サロメ終演
- tenoreniitsu
- 2019年6月12日
- 読了時間: 2分
「サロメ」が終演しました。
ご来場くださった方、ありがとうごいざいました。
単純なメロディーは多くないけれど、サロメに集中できるいい舞台だったのではないかと思っています。
ピアノもいいけど、オーケストラもやっぱりいいですね。
今回の舞台は25年前に作られた舞台がヨーロッパ各地で使われて、最後に東京へやってきたというもので、
階段は欠けているところがあったり(もちろん安全面では大丈夫なように修理してくれています)しました。
が、なんといても大変なのは上り下り。そして重くかさばる衣裳でした。
小学校の廃校跡を改修して作られた花伝舎の稽古場に入り切らないその大きさは、見るだけでちょっとしんどい気持ちにさせてくれました。また微妙に斜めなんですよね。
これは痩せるだろうと思って楽しく稽古に臨んでいたのですが(僕は大変な演技の方がワクワクしてしまうのです)、
原語指導の先生からは楽しそうだと言われてしまったり(僕の役はあんまり楽しくない役だったのです)。
まあそんなこんなで本番が終わってみたら…
…少し太ってしまいました。
あんなに汗をかきかき走り回ったのに!
なぜ!?
人体の神秘ですね。
まあ外食ばかりでしたからね。
これからゆっくりダイエットしていきたいと思います。
そのサロメですがこんな舞台でした。リンク
これはGP(ゲネプロ)の写真ですが、僕もバッチリ写っています。
わかりますか?
ユダヤ人の役は歌う箇所が2分半しかありません。
しかも複雑な5重唱で(オペラの中で屈指の難しさです)、歌っている自分たちも何が何だか分からないくらい難しいのです。議論ばかりで結局なんの役にも立たないということを表していると言われます。
大多数の演出では、歌うシーンだけ出てきて、歌い終わると帰っていくので出番は少ないのですが、
今回もリアクションをする為に歌わないシーンも舞台に出るということで、まあ舞台に結構いました。
今回「も」というのは、前回8年前に出演した時は全員が初めから終わりまでずっと舞台上にいるという演出で、
これまた大変だったのを覚えています。
ちなみにその時はこんな演出でした。同じオペラとは思えませんね。リンク
さて6、7月は本番はお休みです。
8月から始まるオペラとコンサートに向けてしっかり準備していきます。
よろしかったらどうぞお出かけください。リンク
今まで振り返れなかった公演も振り返っていこうと思います。