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2017年8月と9月前半

8月はあっという間に終わってしまいました。

1日から《三銃士》の稽古が始まり、一ヶ月の間に20日以上の稽古でしたから、8月は《三銃士》で始まり《三銃士》で終わったと言って完全に正解です。

主催ということで、自分の稽古がない時も、ホールの打ち合わせや消防署に行ったり(火薬の使用申請ですね)、受付の打ち合わせも入れると31日以上の時間を費やした気分になります。他にコンサートに出演したり、オーディションを受けたりしていますから、丈夫に育ててくれた両親には感謝ですね。もちろん会場にいらしてくださった皆様にも感謝しております。いつもありがとうございます。

8/20は女声合唱団キュラムーンさんのコンサートにゲストで出演させていただきました。

元々は後輩の宮本史利くんに紹介されてご縁ができたのですが、もう10年以上のお付き合いになっていてびっくりですね。今までにゲストで縁のあった男性陣と混声合唱曲も歌うという企画でした。なかなか男性陣が同じ日の稽古に揃わず音量のバランスに気を遣いましたが、歌っていても面白いコンサートでした。

そして9/2が《三銃士》でした。

ホール入り前の一番の気になるポイントはパイプオルガンの音量でした。

オペラにパイプオルガンが登場することは実は珍しくないのですが、だいたいは小さなオルガンがオーケストラピットに入ることが多いんですね。今回のように大きなパイプオルガンが演奏される&舞台照明がつく(反響板と舞台天井がない状態)というのは稀なことなのです。

つまり…

コンサート→舞台の側面と天井がふさがっていて音響が良い状態(歌曲などの細かい表情やニュアンスも大事)

オペラ→舞台の天井と側面はふさがっていないので音響的には決して良いとは言えない状態(だからまずは声量が大事)

というわけなのです。

パイプオルガンをオペラの状態で演奏したらどうなるのか?

もしかしたら音量が減ってしまってパイプオルガンの魅力を損なってしまうのではないか。

という、もし「響きがイマイチだったら別の手をその場で考えよう」的な勢いでホール入りしたのですが、いらした方はお分かりのように全然大丈夫でした。むしろスッキリした響きになりました。

副産物としては、歌手の日本語も聞き取りやすくなったようです。

(今年のアンケートでは何を歌っているのか分からないという声が非常に少なかったのです)

もちろん配布された台本を読んでいただいた、出演者も気をつけた等の理由もあるとは思いますが。

今回はチラシデザインとパンフレットデザインをNiitsu+が担当したので、会場にはニイツンがやって来たり、スタンプコーナーがあったり、色々な方向から楽しめるイベントを目指した第一歩となった…ならいいなぁと思います。

これも5作目だからできることだなぁと思っております。

今まで支えてくださった皆様に感謝しつつも、

ここからはもっと良い形(喜んでもらえる形)にしていくには何が必要か。

お金!

お金はもちろん必要だけど、それがもしあったところでお客様には何を提供できるのか。

奥さんがオペラを作曲できることは分かった。

仲間たちの力を借りて、それをなんとか公演することができるのも分かった。

(我々なりのノウハウを得たということです)

じゃあその先は?

そんな内容の夫婦の会話ばっかりですが、結婚9周年を迎えても二人楽しく暮らしています。

そして9/9は荻窪のギャラリーでコンサートでした。

昨年《みるなの座敷》でご一緒させていただいた新藤昌子さんのお弟子さんの主催コンサートでした。

ゲストということで、みなさん(3人)と二重唱したり、ソロでアリアを歌ったりというプログラムでした。

初挑戦だったのはミュージカル。

ミュージカルの曲は音域が広いので大変なのです。

本来はマイクありで演奏されるので低い音域は音量がなくても良いのですが、マイクなしの現場では、まず聴こえなければならないので低い音域を鳴らしてしまうんですよね。そうすると僕のような音域を持つ歌手の場合は低い音域が怖くなっちゃうことが多いんですね。今回は40人くらいのギャラリーだったので歌えましたが、11月には大ホールで依頼があったのを断っちゃったんですよね。テクニックの問題でもあり、持っている楽器の問題でもあり…最近はミュージカルの曲は依頼も多いので考え続けていく課題ですね〜。

メインの3人は本番が一番いいパフォーマンスだったと思うので、お役目は果たせたかな〜と思っております。

そして明日から日本一周のクルージングです。

いってきま〜す!

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