青ひげ
- tenoreniitsu
- 2016年1月11日
- 読了時間: 2分
「これはコントでいうフォーメーションの動きで〜」 「このコントの台詞の流れで〜」
…はい、もちろんオペラの稽古です。
それも来月2/6に迫った、オペラ《青ひげ》の稽古です。
そしてこれは演出家からのダメ出しの言葉なんです。
《青ひげ》は、青ひげと結婚した妻が「どこにでも入っていいが、あの部屋だけは入ってはいけない」と言われるグリム童話にもある有名な怖〜いお話です。
作曲家のオッフェンバックは文明堂のCM「カステラ1番電話は2番~」の曲で特に有名で、明るく楽しい曲に定評があります。 だからなのか、本当は怖い《青ひげ》の話が180度ちがうお話の流れに。なんと明るく楽しい作品となりました。 その世界観をお伝えできるように、12月から稽古が始まりました。歌だけでなく、台詞と踊りを連日稽古しています。
台詞と踊り?
そうなんです、喜劇というのは話が分からないと面白くない為、歌唱はフランス語(字幕あり)ですが、場をつなぐ台詞は日本語で上演します。そして踊りのシーンもあるので、怪我に気をつけながらステップを踏んでいます。
演出家の島田道生さんは声楽家としてスペインに留学した上に、劇団四季でも活躍され、さらには漫才師としてTV「エンタの神様」や「はなまるマーケット」にも出演したこともある経歴を持つ方で、台詞の言い回しや間、ダンスのステップの細かい足さばきなど、どうすればうまく見えて(踊れて)、そしてお客様に喜んでもらえるかをずっと考えてくれています。 要求に応えて、素晴らしい舞台にできるかどうか、稽古場はいい緊張に包まれています。
私は、村娘と恋に落ちた為に、羊飼いに身を変えているサフィール王子を演じます。
声質、声域から三枚目の役が多い私ですが、昨年頃から二枚目の役が増えてきました。まだ二枚目役は気恥ずかしいところもあります。が、今回の舞台では直に「イケメン」と呼ばれてしまうので、確かに!とご納得いただけるよう役作りに励んでおります。 (まずはお正月太りの解消から!)
この舞台をご覧になって、ほっこりと心を温かくしてくださったら嬉しいです。
詳細はチラシをご覧くださ〜い!


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